月々の法話

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グリーン・プラン


昨年、トイレや浴室などの水回りをリフォームしました。新しいお風呂は、スイッチひとつで、お湯をはり、沸き上がってくれます。そして、「お風呂のお湯が沸きました!」と機械がしゃべって知らせてくれます。本当に便利な時代になりました。 私が、小さかった頃は、「五右衛門風呂」でしたので、底ぶたを沈めて、身を寄せ合って入ったものです。杉の葉を山から拾ってきて、薪に焚きつけ、お風呂を沸かすのが、私達子供の仕事でした。 また、朝早くには、母がかまどでご飯を焚いてくれていたので、私たちは、おいしいご飯を頂いてました。かまど焚きならではのおこげがなんともいえない味でした。今考えると、私はけっこう貴重な体験をして育ってきたのかもしれません。 毎年、毎年、空気中に増えているのが二酸化炭素だそうです。これは、人間が石炭や石油などの化石燃料を使うようになってから、ずっと増え続けています。近年、世界中でひんぱんに起こっている、冷夏、猛暑、かんばつ、暖冬なども、その影響だといわれています。 もう、私達も、昭和30年代の生活に戻ることは出来ないとは思いますが、自然と向きあって暮らすことがとても大切だと思います。皆さんも、回りの緑に目を向けてくださいね。曹洞宗は、身近なできる所から、「グリーン・プラン」をスローガンに環境問題に取り組んでいます。
2004-01-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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