月々の法話

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歯は命の源


現代人の平均寿命が伸びたのは、歯医者さんのおかげであるともいえます。野生動物は、歯が抜け落ちて、食べることが出来なくなったら、生きていくことが出来ません。 先日、歯科医院を開業している同級生のところで、歯の清掃を行っていただきました。私の場合、丈夫な歯を頂いたので、虫歯もなく、歯医者さんのお世話になることも少ないのですが、歯石もきれいにとっていただきすっきり致しました。 道元禅師は修行僧たちに、顔の洗い方、歯の磨き方を懇切丁寧に示されています。『正法眼蔵-洗面の巻』には、「まず、手に楊枝を執り、願文を唱え、その楊枝を細かく噛み、それで、歯のおもて、歯のうらを、磨くようにしてよく洗い、たびたび磨いて洗いすすぐ。歯ぐきの肉のうえも、よく磨いて洗い、歯と歯のあいだも、よく掻いて、清らかに洗うがよい・・・・・。」 と示されています。そして、洗面の作法についてさらに示されています。そして、それは、仏祖およびその児孫の護持し、伝えてきたところであると述べられています。 雑学のページの方に、最新の正しい歯の磨き方についてのウンチクを書かせて頂きましたのでご参照下さい。 子供の頃に、やわらかいものばかり食べずに、かたいものをしっかり噛んで食べるようにすると、歯並びもよくなります!
2004-02-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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