月々の法話

月々の法話

ひとつ、ひとつの・・・・ 


「ほほえみひとつ、涙ひとつ 出逢いも別れも 抱きしめて 
  生きてる今を 愛して行こう」

 一番、二番、三番に共通の部分の解説です。ここは南こうせつさんが一番思いを込めた部分だそうです。人生を送ってきていろいろな事があったけど、良かったことも悪かったことを全部含めて、今ある自分に感謝し、これからも元気に生きていこう!と、自分にも、そして、聞いている人にも訴える所です。
 当山でも、8月11日に毎年行っている盂蘭盆施食会で梅花講員さんに、「盂蘭盆会御和讃」とこの「まごころに生きる」をお唱えして頂きました。施食会に参列者されていた方にも大変好評でした。それぞれの方が、今まで頑張って生きてきた自分の人生を思い出し、この詩が心に響いたのではないでしょうか?

 人間は、過去に戻って人生をやり直すことは出来ません。でも、過ぎ去ったことをくよくよ悔やみ、まだ、やってこない未来を不安に思い、心がふわふわしている。そんな人が多いようです。特に歳をとっていくと将来にたいする漠然とした不安が広がったりします。でも、どうなるかわからない明日を心配してもしょうがありません。禅の教えは、「今を生きる」ということです。その時、その時を頑張って生きてきた。その積み重ねが今の自分です。良くも悪くも、今の自分を嫌いにならず、今を元気に生きて行きましょう♪

 子ども達の長い夏休みも終りました。宿題もその日やることを先延ばしにすると、たまってしまい大変なことになります。大人になってもそれほど変わらない日送りですね。

 南こうせつさんの梅花流新曲「まごころに生きる」CD購入希望の方は、

曹洞宗宗務庁出版部「頒布課」
電話03-3454-5418 まで、お問い合わせ下さい。
「ブログ山寺日記」でも紹介しています♪

2006-09-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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