月々の法話

月々の法話

がきんちょの気持ちを忘れずに


 先月まで紹介していた南こうせつさん、9月23日には、吉田拓郎さん、山田パンダさん、伊勢正三さんらと、三万五千人の大観衆のもとで8時間を超える野外コンサートを行い、つま恋の新たな伝説をつくりました。私も、BS放送で拝見し、往時を偲んで懐かしく、そして、人生を積み重ね成長した出演者たちに感動を覚えました。

 7月31日~9月29日まで放送された昼の連続ドラマ「がきんちょ~リターン・キッズ」!大子町を舞台にしたドラマということで見はじめたのですが、今までの昼ドラとは違い、私たちに家族や地域のつながりの大切さを教えてくれる、そして、頑張ることの大切さ、生きていくことの大切さ、現代人が忘れかけていた何かを思い起こさせてくれるドラマでした。

 最初は、生意気でズケズケものを言う子役達、友達を言葉で傷つけたり、いじめたり、わがままを言って親を困らせたり・・・。でも、子どもって本来そんなもので、この脚本家は子どもの姿をよく見ているな~!と感じました。そうした子どもたちが、友達や親とのかかわりの中で成長していく姿、親も子育ての中で学んでいく姿、それは感動ものでした。主役の辺見えみりさん、それに特別出演の有森也実さん、それから、いしのようこさん、菊池麻衣子さん、戦隊ものマジレンジャーから成長した姿を見せてくれた甲斐麻美さん、他、姜暢雄さん、藤村俊二さん、さらには、子役の美山加恋さんや鈴木理子さんも素晴らしい演技を見せてくれました。

 このドラマの舞台となった大子町を訪れてみたいという人も多いようです。大子町では現在、県や地元の人と協力して実際に交流事業を進めています。先日もその会議に出席してきました。現在、都会に住んでいる人も、先祖代々、都会で暮らしていた人は少ないと思います。一代前、二代前には田舎で暮らしたのではないでしょうか?田舎暮らしに憧れを抱くのは、当たり前の心情だと思います。

 仕事に疲れたとき、人間関係に悩んだとき、自然豊かな田舎で過ごし、懐かしい人に出会ったとき、人間は、また、力を得て頑張れるのではないでしょうか?そんなことも教えてくれたドラマでした。皆さんもちょっと人生に行き詰まりを感じた時、ドラマ「がきんちょ」の舞台になった大子町を訪れてみませんか?
「忘れていた何かが見つかるはず。!」

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2006-10-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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