月々の法話

月々の法話

ふるさとに思う・・・


 あけましておめでとうございます。今年の一月から自動車運転免許証にICチップが組み込まれ、それにともない、本籍地の表示がなくなるそうです。
そういえば、本籍地って何だろう?私は漠然と生まれた場所だと思っていましたが、連れ合いの運転免許証も私と同じです?同じ戸籍に入っている連れ合いは当然本籍地も同じなのです。

 実家を本籍地にしている人も多いでしょうが、制度上は戸籍を置く住所というだけですので、日本のどこへ本籍を置いてもいいそうです。

 制度上のことはさておき、転勤や住所変更の多い人は、本籍地というのは、やはり実家であったり、一番思い出のある場所ではないでしょうか?お正月を故郷で過す人もいれば、海外で過す人もいます。どこで過すにしても、故郷に思いを巡らすのがお正月かもしれません。

 昨年は、飲酒運転による重大事故が続発し、運転者だけでなく、同乗者やお酒を勧めた人への責任も追求されるようになりました。ICチップが組み込まれた運転免許証はかなりの優れもので、個人の特定や経歴も即座に読み取れるようです。運転免許証の偽造や悪用は不可能になるでしょう。そして、命を預かる重みを胆に命じ、マナーを守ってハンドルを握って頂きたいと思います。命の根源は故郷にあります。今年は故郷がキーワードになるかもしれません。

2007-01-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

関連記事