月々の法話

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東北の桜を観てきました・・・その2


 5月は、梅花流の全国大会が島根県であり、出雲大社にもお参りしてきました。その御報告は後日改めてさせて頂くこととし、先月お約束した、東北の桜のお話をさせていただきます。  
 4月16日、三春の滝桜、白石川の一目千本桜を見たあとは、石巻へと向かいました。平成24年3月31日に桜の植樹に行った観音寺の境内には枝垂桜が見事に咲いていました。二年前に植えた桜はまだ開花していませんでしたが、きちんと手入れがなされ、つぼみが大きく膨らんでいました。その後、大川小学校でお参りし、南三陸へと向かい復興の様子を見てきました。震災の年の7月に縁台を運んだ登米市津山の横山仮設住宅には、大子町から贈られた縁台が今も使われているのを確認しました。
 時間はかかっていますが、かさ上げ工事が行われ、少しづつ復興へ向かっている様子を感じました。

 23日には、八重の桜で紹介された石部桜を見に会津若松へと向かいました。磐梯山を見ながら喜多方へまで車を走らせ、朝のラーメンを頂きました。近くには会津白虎隊の悲劇で有名な飯盛山があるので、さざえ堂や自刃の地などをお参りし、遠くにそびえる鶴ヶ城を眺めました。鶴ヶ城では満開の桜と赤瓦で葺き替えられた天守閣を撮影することができました。
 ドラマの効果で大勢の人が、早朝から会津を訪れていました。しかし、まだまだたくさんの人が、会津若松市内にも設置されている応急仮設住宅に仮住まいしているという事実があります。

 茨城新聞郷土紙批評の5月分では、世界に誇れる茨城の教育の伝統というテーマで述べさせて頂きましたが、「ならぬことはならぬ」の教えが今も生きている会津藩の教育文化も日本人が誇れるもののひとつだと思います。地域振興は、人を育てることに尽きるでしょう。教育文化を大切に地域の子供たちを育てていきたいと思っています。
 全国大会では、島根県の皆様のおもてなしの歓待に心打たれました。ブログでも紹介していますが、来月あらためてご報告します。

2014-06-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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