月々の法話

月々の法話

羊のように穏やかに


平成二十七年乙未の年が明けました。「羊」は喜びとか幸いを意味する「祥」に通じます。「善」という字にも、「美」という字にも羊がつきます。その意味でも、実にめでたい新年であります。

さて、地元の景勝地「袋田の滝と生瀬滝」が国の名勝に指定されることになりました。日本三名瀑の一つ袋田の滝が、今まで、国の名勝に指定されてなかったことの方が不思議な感じですが、文部科学省が厳しく査定する名勝指定については、大子町役場の町づくり課や大子町教育委員会生涯学習課の担当者が大変なご苦労を重ねてここまでこぎつけたのです。ミヤマスカシユリやフクロダガヤ、シロヤシオなどが自生するこの自然環境を守っていきたいという思いを新たにしました。

この冬は、いきなり厳しい寒さとなりましたが、みなさまのご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。凍結した袋田の滝や久慈川を流れるシガも、他の地域にはない珍しい自然現象です。また、雪が降ると、袋田の滝付近の山並みは、山水画のような景色になります。山と川が美しい袋田、今年も皆さんにお伝えしていきたいと思います。

2015-01-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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