月々の法話

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授戒会の勧め


戒名は死んでからつけてもらうと思っている人が多いのではないしょうか。実際、お寺さんに相談に行ったら、戒名は死んでからでいいんだ!と言われたという話を聞きました。私たち曹洞宗ではそういう考えをとりません。総授戒運動といって、檀信徒の皆様に授戒会に参加していただき、戒名を受けていただこうという運動を長い間進めてきているのです。 さる、6月6日~10日まで、高萩市の玖台寺を戒場に、茨城県宗務所主催で県内では20年ぶりの受戒会が開催されました。戒弟となった方々も、随喜寺院も感動の完戒となりました。 受戒会は、仏弟子として、生まれ変わる儀式でもあります。ただ戒名を受けるというよりは、仏弟子として本当の生き方に目覚める式でもあります。 両本山では毎年、地方僧堂でも随時授戒会が行われています。また、それぞれの寺院でも受戒会が開催されると思いますので、是非一生に一度は、戒弟の位についていただきたいと思います。 一度戒弟を体験した人は、大変だけどもう一度と思うそうです。皆さんも感動を味わってください。
2002-07-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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