月々の法話

月々の法話

蛍が乱舞するビオトープ


袋田小学校では、PTAで協力して、昨秋、裏の休耕田にビオトープを作りました。今年の6月の奉仕作業でも木道を伸ばし、散策できるようにしました。

6月末の夜、ビオトープの様子を見に行ったら、なんと、ヘイケボタルがたくさん光っているではありませんか!残業で残っていた先生方にも教えてあげたところ、そのあと、PTAの人や地域の方々が、蛍を見に来たそうです。

蛍は、日没後暗くなってくる午後8時前後に光はじめ、1時間ほどがピークです。オス、明るく発光しながら飛び回り、草むらでほのかに光るメスを探します。やがて、産卵し、命を次の年へと伝えるのです。その営みは、神々しく見ている人を感動させます。

最近、アメリカで同性婚が合法化されたなどという話題をもてはやすメディアがあります。もちろん、同性愛者を差別するということでありません。しかし、私は、宗教者として、神の意思、自然の営みに相反するこうした思想に賛同はできません。懸命に子育てをする野鳥や、子孫を残そうと小さな体から光を発する蛍から人間は学ばなければならないと思います。

 

2015-07-14 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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