月々の法話

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備長炭


中国が、自国の森林保護のため、日本向け備長炭の輸出を禁止する!というニュースがありました。 備長炭は、紀州の名産品と思っていたので、紀州以外で生産されたものを備長炭と呼んでいるのを不思議に感じましたが、さらに「中国産の備長炭」いう表現は「そんな馬鹿な!」という感じです。焼き鳥や蒲焼に使う備長炭が値上がりするのは困るといったニュアンスのコメントをつけるニュースもありました。 中国が木炭の輸出を禁じ、自国の森林を守ろうとするのは当然のことです。日本では、豊富な森林資源があるにもかかわらず、木材価格の低迷により、森林を管理することが難しくなってきてます。中国産の木炭が入ってこなくなれば、日本の木炭の価格が適正になり、日本の木炭生産者にとっては喜ばしい事ではないかと思います。杉やヒノキについても、外国からの木材の輸入を制限することが必要だと思います。それにより、国産木材の価格を適正になり、壊滅寸前の日本の林業が復興できると考えられるからです。 この際、日本は、地球にとって大切な熱帯雨林や寒帯林を伐採して、輸入することをやめたらいかがでしょうか!無秩序な伐採はさらなる地球温暖化などの環境悪化を生み出します。日本のにおいても、林業の不振により、管理不能に陥った今の日本の山林では、集中豪雨に耐えられずに、洪水や山腹の崩壊などがおきています。今こそ、林業においても経済優先の考えを改め、豊かな緑の山林を守っていかなければならないと思っています。 曹洞宗ではグリーンプランを推進しています。緑を守るということは山の木を切らないということではありません。大切に守り、そして、循環可能な資源として活かしていく努力が必要なのです。
2004-10-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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