月々の法話

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環境問題と京都議定書


いよいよ京都議定書が発効する運びとなりました。アメリカ合衆国や中国が参加していないなど、いろいろ問題は残されてますがとりあえず一歩前進かと思います。 地球温暖化は、我々地球上に住むすべての生物にとっての大問題です。このまま温暖化が進めば、多くの生物が絶滅し、異常気象の大幅な増加などの天候への影響も計り知れないものがあります。実際に影響が出るのはまだまだ先で自分達には関係ないと思っている人もいるかと思いますが、このまま地球環境の破壊が進んでいけば、今の子供たちが中年になる頃には確実にその影響が出ていることでしょう。 そのような問題を伝えるテレビ番組を見ていると、冬だというのに出演者は半袖です。「テレビ局の中の暖房の設定温度を冬の間ぐらいは低くおさえたらどうか!」と思っている人は私だけではないと思います。 あまりに暖房の効きすぎているデパートやテレビ局、自分は関係ないと思っていては、問題は解決しません。まず、今、自分のいるところの暖房の設定温度を適正にする。近い距離なら車を使わず、自転車を利用したり歩いていく。一人一人の意識改革、一人一人の取り組みが22世紀の地球環境に現れるのではないでしょうか。いま生まれた赤ちゃんが96歳になる時はもう22世紀なのです。
2005-03-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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