月々の法話

月々の法話

今年もサシバが渡ってきました


 みなさんは、サシバという鳥をご存知ですか?サシバは遠い南の国から渡ってくる猛禽類で里山で営巣し子育てをします。

 今年は、冬の寒さが厳しく、春先も寒い日が続き、桜の開花も平年よりもかなり遅れました。4月になっても桜が咲く気配がありません。そんな4月1日、滝本地区を野鳥の撮影をしながら歩いていると、一匹の猛禽類が枝に止まっていました。撮影しようと近づくと「みらんど袋田」の竿の先にとまりました。チョウゲンボウかハイタカかと思いながらとりあえず撮影し、家に帰って画像を確認したらサシバでした。寒い日が多かったのでのでまだ来てないと思っていたのにいつもより早くやってきたようです。

 サシバは、里山が大好きです。カエルやヘビがたくさんいる自然が豊かな環境でないと子育てができません。そうした、豊かな自然が残っているのが袋田なのです。田んぼのあぜ道にいるヘビやカエルを捕まえるには人間が草刈りをして、管理している必要があります。上空から獲物を狙うサシバにとって草が伸びたところでは狩が出来ません。しかし、高齢化で田んぼの担い手が少なくなり、耕作放棄地が増えてきました。これからもサシバが渡ってくる環境を守るためにも農林業が成り立つことが必要なのです。田んぼにカエルやドジョウがいっぱいいればトキも生息できます。そして、何より、いろいろな生き物がいる自然豊かな田んぼはからはおいしいお米がとれます。人間の健康にも良い田んぼが広がる里山の風景を守っていきたいものです。

2012-05-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

関連記事