月々の法話

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鉄腕アトムの世界


2003年4月7日に鉄腕アトムは生まれるという設定で、手塚治虫さんのマンガ「鉄腕アトム」は書かれています。 わたしが、子供の頃「鉄腕アトム」はテレビでも放送され、私も毎週楽しみにみていました。鉄腕アトムの活躍する時代、21世紀の世界は、高層ビル群がそびえ、ビルとビルとはパイプ状の通路で結ばれ、人々が自由に行き来しているイメージで描かれてました。いよいよその時代がやってきたわけです。しかし、我が家の周りには田んぼや畑があり、自然のままの山々が連なっています。インターネットやオートメーション化で暮らしは便利になりましたが、ロボットが身の回りの雑事を変わってくれるような社会にはなっていません。 高層ビルの中よりも、私は、田舎の方が落ち着きますし、自分で畑を耕し、作物を育てることに喜びを感じます。曹洞宗では、人権・平和・環境を教化の柱として命の尊さを知り、共に生きることをめざしております。また、地球環境を守り、自然と共に生きていく全曹洞宗の運動「グリーンプラン」を展開しております。便利になるのはいいことですが、自然の中で人間らしく暮らすのも大切なことだと思います。新緑の中みなさんも、自然にふれあえる山や海に出かけてみませんか? 鉄腕アトムの誕生日にこんなことを感じました。
2003-05-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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