月々の法話

月々の法話

こどもZENスクール


7月30日~31日、霞ヶ浦に程近い阿見町長泰寺さま(曹洞宗茨城県宗務所)において、第35回こどもZENスクールが開催されました。今年は、小1~中1まで七年連続で参加した長女の美代子にかわり、次女で小1の千鶴子が参加しました。坐禅や作務、お勤めなども一生懸命です。花火や飯ごう炊飯、ゲームなどの楽しい持間を過ごし、お友達もできて満足の様子でした。 私も、小3から高2までほとんど毎年参加してましたが、その時聞いた法話が、私の仏教に対する考えを変え、僧侶への道を歩ませることになったといっても過言ではありません。今回、主催する茨城県宗務所青少年教化委員会委員長の花和浩明師が子供たちに話したことが、印象に残りました。「自分の為に生きるのではなく、人の幸せを願って生きたのがお釈迦さまの人生です。」という言葉です。「慈悲心」「利他行」という仏教の基本にあるものは、お釈迦さまの生き方そのものでもあります。お盆前の忙しい時に、子供たちのために集り、汗して働いていた、宗務所の皆様や青少年教化委員会諸師の行いは、慈悲心にあふれた利他行です。こうした地道な努力が、次の世代の子供たちの、心を育ててくれるものと思います。 夏休みに、そうした、こども達の心を育む体験をさせてあげることの大切さを、今回あらためて感じました。
2004-08-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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