月々の法話

月々の法話

草とたたかう毎日・・・ハスの花が咲きました


 今日から8月、ミンミンゼミも鳴き始め猛暑の夏はさらに続きそうです。今年は、気温が高い上に雨が多く棄嫌に生える草達も伸びるのが早いです。

 暑い中、草刈をしたり、掃除をするお年寄り達、熱中症になりはしないかと心配してますが、みなさん元気に作業をしています。人さまのために役に立っているのが、うれしいんですよ。と話してくれました。   よく、年寄りの身体を心配して、「何もしなくていいから!」と親に命ずる子どもがいますが、「何もしなくてもいいから。」と大事にされたお年よりは、日に日に衰えていきます。人のために役立っている、家族の助けになっているという、満足感が生きる支えにもなっています。人のためになっているという喜びは何物にも代えがたい喜びなのではないでしょうか。

 市長さんが、長寿のお祝いに行こうとしたら、すでに何年も前にその人は亡くなっていて、その年金を子どもや孫が引き出して使っていたというニュースが時々TVで流れます。人のために働くどころか、それまで受け取っていた親族の年金がなくなったら困ると思い、まだ、生きている事にしよう。というあきれた考えをする人がいるのはどういうことなのでしょうか? 物を与えられることに慣れてしまった人が口にするのは、感謝の言葉でなく、不満や愚痴だったりします。人間の欲望、堕落、このようなあきれた人に、暑い中汗を流して、働いてる人の姿を見せてあげたいものです。私は、人の役に立てることに喜びを感じられる人間でありたいと思っています。皆さんはいかがですか?

 先日買ってきた蓮の鉢に白い花が咲きました。泥中にあっても汚れに染まらない純白の蓮の花はさながら菩薩の心のようです。

2010-08-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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