月々の法話

月々の法話

「ごうの寅」って聴いたことありますか?


 寅年にちなんで寅に関する事を書いてみます。先日ある方に「ごうの寅」ってどういう意味ですか?と尋ねられました。最近はあまり使われなくなった言葉なので、的確な答えが見つからず、後で調べてみますね!」とお答えし、いろいろな人に聞いてみました。しかし、あいまいな答しか帰ってきません。  そこで、辞書やインターネットで調べた所、本来は「五黄の寅」という言葉であったのが、「ごうの寅」となったそうです。「五黄」というのは、九星のひとつで「九紫・八白・七赤・六白・五黄・四緑・三碧・二黒・一白」のうちのひとつです。この五黄と寅年が重なるのが「五黄の寅」という訳ですが、9と12の最小公倍数である36年に一度やって参ります。昭和61年生まれ、昭和25年生まれ、大正3年生まれなどがそれに当るわけです。こうした生まれ年によって、性格や運命を見るというのは、よくよく考えてみると実にナンセンスな事で、それによって人を差別したり性格を決め付けるのはいかがなものかと思います。  虎は運気が強く、情愛にあふれている!といった良いところを取り入れ、差別につながるような迷信は、気にせず生きていきたいものです。早いものでもう2月に入りました。寅年は駆け抜けるように時が過ぎていきます。来月の法話も早めに考えておかないと間に合わなくなりますね・・・(汗)
2010-02-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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